心の病は何の前触れもなく突然発症するのか?

心の病は何の前触れもなく突然発症するのか?

2015年に心の病を発症してから、10年間この病と向き合ってきました。その中でふと考えたのが、「心の病は本当に突然発症するものなのか?」ということです。

自分の生活を振り返ってみると、発症前の2013年頃に原因不明の食欲不振がありました。どこも悪くないのに、急に食事が喉を通らなくなったのです。最初は気にしていませんでしたが、その症状は約2カ月続き、体重は5㎏も減少。少量しか食べられず、ゼリーや果物で何とかしのいでいた記憶があります。

心配になり病院で胃カメラや大腸カメラの検査を受けましたが、異常は見つからず、結局原因が分からないまま過ごしていました。しかし、気がつけば食欲は自然と戻り、それ以上深く考えることもありませんでした。ですが、今振り返ると、これは体が発していた危険信号だったのではないかと思います。

他にも、東日本大震災の後から夜ぐっすり眠れなくなったり、今まで感じたことのなかった肩こりや首周りの重だるさを感じるようになったりしていました。これらもすべて、体からのサインだったのではないでしょうか。

私はそのサインを無視し続け、無理を重ねた結果、心の病を発症し、現在に至ります。

心の病は突然ではなく、前兆がある

「心の病は突然発症するものではなく、必ずその前に体からの危険信号が出ている」と、今では確信しています。それは人によって異なるかもしれませんが、今までなかった不調が現れたときに、その原因がなんとなくでも思い当たるのであれば、できるだけ早く対処するべきです。

「まだやれる」と思って頑張るのではなく、「体が危険信号を出している段階でもう頑張れないし、頑張るべきではない」と考えるべきです。そして、無理を感じたらすぐに逃げることも大切です。

すべてを捨てても、どうにでもなる

私は2015年に心の病を発症してからも、自分の信念を変えられず、周囲に気を遣いながら無理をし続けました。その結果、2019年頃には症状がさらに悪化し、ついに限界を迎えました。そこで初めて「すべてを捨てて体を大事にしよう」と決意しました。ですが、それまで症状をこじらせてしまったのです。

すべてを捨てる前は、「手放すなんて無理だ」としがみついていました。しかし、いざ捨ててみると、案外どうにでもなるものです。そして、「なぜ体を壊してまで頑張っていたのだろう」と思いました。

今なら分かりますが、心の病になりにくい人は、こうした考え方を自然と持っているのかもしれません。

何事も、本当にどうにでもなります。今あるものを全部捨てても、どうにかなるものです。でも、それは「健康であれば」の話です。

無理しない生き方を選ぶ

今の私は、もう無理をしません。そして、心の病のつらさを知っているからこそ、一人でも心の病になる人が減ることを願っています。

そのために、明日も “いい加減” に生きましょう。

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